カフェで抹茶メニューを出すということ
抹茶系のドリンクは、カフェのメニューに定着しました。導入しやすい理由がいくつかあります。
設備が要らない
エスプレッソマシンとミルクスチーマーがあれば、抹茶ラテは作れます。
新しい機材を入れる必要がありません。シェイカーや小さな泡立て器、ミルクフォーマーがあれば十分で、いずれも数千円以内で揃います。
コーヒーが飲めない層に届く
客のすべてがコーヒーを飲むわけではありません。
苦いものが苦手な人、子ども連れ、カフェインを控えている人。抹茶ラテはこの層への選択肢になります。
ただしカフェインはゼロではありません。抹茶は葉を粉ごと飲むため、使った量に比例して含まれます。完全に避けたい客には、麦茶やハーブティーなど別の選択肢が要ります。
色で区別できる
緑色の飲み物は多くありません。メニューに並べたとき、視覚的に他と区別されます。
一つの粉で複数展開できる
アイス、ホット、ラテ、炭酸割り、かき氷やソフトクリームのソース、焼き菓子への混ぜ込み。
同じ仕入れで用途が広がると、在庫が回りやすくなります。粉末は開封後の目安が2週間から1か月程度なので、回転を上げることがそのまま品質の維持につながります。
オペレーション上の注意
牛乳に粉を直接入れると分離します。 少量の湯で先に練ってから牛乳を注ぐ手順が必要です。
忙しい時間帯でも同じ味を出すため、粉の量・湯の量・練る時間・注ぐ順番を数値で決めておきます。
原価は合計で見る
粉の価格だけでは決まりません。牛乳、容器、ストロー、廃棄分を含めて計算します。
一杯20gなら1kgで50杯。ただし計量誤差や作り直しがあるため、杯数は計算値より1割ほど少なく見積もると現実に近づきます。
甘さの設計
加糖タイプは糖の量が固定されています。薄めることはできても、甘さの比率は変えられません。
甘さを自店で決めたいなら、無糖の抹茶とシロップを別に用意する形になります。手間は増えますが、メニューごとに変えられます。
