観光地での商品としての抹茶
土産物として選ばれる条件が、いくつか揃っています。
持ち帰りやすい
粉末は軽く、割れません。常温で扱え、液体ではないため持ち運びの制約も少なくなります。
旅行中に持ち歩いても、荷物として負担になりにくい形です。
日持ちする
未開封であれば半年から1年程度の賞味期限が設定されていることが多くなります。
その場で渡す相手が決まっていなくても、帰ってから配れます。
産地が意味を持つ
京都・宇治は碾茶の産地として知られています。
「Uji」「Kyoto」は海外市場でもブランドとして機能しており、日本から米国へ輸出される緑茶の単価が中国産の約5倍とされる背景のひとつに、この産地ブランドの浸透が挙げられています。
産地を明記できることは、土産物としての説得力になります。
その土地で飲める形にする
売るだけでなく、その場で飲めるようにする構成があります。
飲んで気に入ったものを買って帰る、という流れが作れます。粉末は設備が少なくて済むため、小さなスペースでも提供できます。
海外からの来訪者に向けて
抹茶は matcha として海外でも知られるようになりました。
ただし英語の green tea は緑茶全般を指し、甘さとは関係ありません。加糖タイプであれば「sweetened matcha」と書くほうが正確に伝わります。
飲み方を英語で添えておくと、持ち帰ったあとに使ってもらえます。水150mlに20g、少量の湯で先に練る。この2点があるかどうかで違います。
加糖タイプが向く場面
無糖の抹茶は茶筅が要ります。海外の家庭に道具があるとは限りません。
加糖タイプは水に溶かすだけで飲めるため、道具のない環境でも扱えます。土産物としては実用的な選択になります。
容量の設計
土産は複数人に配ることが多いため、小分けできる形が向きます。
個包装のスティックであれば分けられ、相手のペースで使えます。開封後の劣化も起きません。
