給食や施設で使う場合の検討事項
不特定多数に提供する場面では、確認すべき点が増えます。
カフェインを含む
抹茶が入る以上、カフェインは含まれます。量は使った粉に比例します。
食品安全委員会の資料では、抹茶1.5gを湯70mLで点てた場合のカフェインは48mgとされています。加糖グリーンティーでは、粉のうち抹茶が何割かによって変わります。
年齢の低い子ども、妊娠中の方、医師から制限を受けている方が対象に含まれる場合、量への配慮が要ります。
濃さを下げればカフェインも同じ割合で下がるという点は、調整の余地になります。
糖を含む
加糖タイプは糖類が主体です。粉20gのうち糖類が15gなら約60kcal。
糖の摂取に制限のある方が対象に含まれる場合、提供の可否や量の判断が必要になります。
アレルゲン
抹茶と砂糖だけの製品であれば、特定原材料は含まれません。
ただし乳成分を使った製品、同じ設備で乳製品を製造している場合の注意表示など、製品によって状況が異なります。仕入れ先から規格書を取り寄せて確認することになります。
牛乳で割る場合は、当然ながら乳成分が入ります。
嚥下と粉末
粉末は、そのままでは気管に入る恐れがあります。必ず完全に溶かしてから提供します。
ダマが残らないよう、少量の湯で先に練ってから残りを注ぐ手順を徹底します。
抹茶は水に溶けているわけではなく、粒子が散らばった状態です。時間が経つと沈むため、提供直前に混ぜる必要があります。
大量調理での注意
まとめて作る場合、作ってから提供までの時間が長くなります。
糖を含む液体を常温に置くのは避けます。冷蔵で保管し、当日中に提供します。
表示情報を手元に置く
原材料、栄養成分、アレルゲン。問い合わせに答えられる状態にしておきます。
濃さを一律にしない選択
粉末の利点は、対象に合わせて濃さを変えられることです。
同じ製品から、薄めと標準を作り分けられます。缶やペットボトルの飲料にはない調整幅です。
判断に迷う点があれば、施設の管理栄養士や医療職に確認するのが確実です。
