チョコレートと抹茶
相性がよい組み合わせですが、扱いにはいくつか条件があります。
温度が低いので色が保てる
チョコレートのテンパリングは、比較的低い温度で行われます。
抹茶の緑はクロロフィルという色素で熱に弱いのですが、焼き菓子ほどの高温にはならないため、色は残りやすくなります。
脂肪分が苦みを包む
カカオバターの脂肪分が、抹茶の渋みを和らげます。
そのため、飲用より抹茶の比率を上げても成立します。濃い抹茶味を出したい場合に向く組み合わせです。
ホワイトチョコレートが使われる理由
抹茶と組み合わせる場合、ホワイトチョコレートがよく使われます。
色 ミルクやビターでは茶色が勝ち、抹茶の緑が見えません。ホワイトなら緑が出ます。
味 カカオマスの苦みと抹茶の苦みは競合します。ホワイトにはカカオマスが入っていないため、ぶつかりません。
甘さ ホワイトチョコレートは甘みが強く、抹茶の苦みと釣り合います。
水分に注意
チョコレートは水分が入ると分離します。
抹茶を加えるときは、粉のまま混ぜるのが基本です。水で溶いてから入れると、その水分でチョコレートが固まってしまいます。
粉のまま入れる以上、ダマにならないようふるってから加えることになります。
ガナッシュの場合
生クリームを使うガナッシュであれば、水分がもともと入っています。
この場合は、温めた生クリームに抹茶を溶かしてからチョコレートと合わせる方法が取れます。
ビターと合わせる
カカオ分の高いビターチョコレートと抹茶は、どちらも苦みが強く、ぶつかりやすい組み合わせです。
ただし量の配分を調整すれば、苦み同士が層になって深みが出ることもあります。狙って作る場合の選択肢です。
加糖タイプを使う場合
砂糖が入っているため、チョコレートの甘さと重なります。
ホワイトチョコレートと合わせると、かなり甘くなります。ミルクやビターのほうが釣り合う場合があります。
