価格帯とパッケージの関係
包装にかけるコストは、そのまま価格に乗ります。何にお金を払っているかを分けて見ると、判断しやすくなります。
コストの内訳
原料 抹茶の質と比率。覆下栽培の有無、一番茶かどうか、選別の精度、石臼か機械粉砕か。ここが価格差の主要因です。
包装材 素材、印刷、箱、個包装。
容量あたりの効率 小容量ほど、包装材の比重が上がります。
同じ価格でも中身は違う
包装に費用をかけた製品と、原料に集中した製品では、同じ価格でも中身が違います。
贈答用であれば包装にも意味があります。自分で飲むなら、原料に寄せたほうが得られるものは大きくなります。
用途によって、どちらが妥当かは変わります。
個包装の価格
スティックタイプは、一回分ずつ密封されているぶん包装材が増えます。同じ量なら大袋より高くなります。
その代わり、開封後の劣化が起きません。使い切るまでに時間がかかる相手には、結果として無駄が少なくなります。
高価格帯の中身
価格の高い抹茶には、工程上の理由があります。
覆下栽培は新芽の時期に覆いをかけ、摘採まで日照を管理します。石臼は摩擦熱を避けるためゆっくり回し、1時間に挽ける量は40g程度です。
農研機構の報告では、価格の高い抹茶ほどテアニン含量が高いとされています。うま味の量に、栽培条件が反映されているということです。
見た目では判断できない
パッケージの高級感と中身の質は、直接つながっていません。
意匠にコストをかけることは可能です。逆に、包装が簡素でも原料に集中した製品もあります。
判断材料
原材料の並び順 — 使用量の多い順。抹茶が先か糖類が先か 原材料の数 — 少ないほど何を口にしているかが分かる 産地の記載 — あれば判断材料が増える 一杯あたりの価格 — 容量あたりより比較しやすい
一杯20gなら300gで15杯分。価格を杯数で割れば、比較の土俵が揃います。
