価格と品質の釣り合いをどう判断するか

価格と品質の釣り合いをどう判断するか

高いものが常に正解とは限りません。用途によって、支払いに見合うかどうかが変わります。

まず用途を決める

そのまま飲む 粒度と風味が直接出ます。上質な抹茶の粒子は1〜5ミクロン、一般的な粉末茶は20〜50ミクロン。抹茶は水に溶けず粒子が散らばった状態で口に入るため、細かさがそのまま舌ざわりになります。

ここには価格の差が出ます。

牛乳で割る 乳脂肪が渋みを包むため、原料の差は分かりにくくなります。中価格帯でも十分に成立します。

菓子に混ぜ込む 加熱で香りが飛び、色も変わります。上級品を使っても結果に反映されにくい用途です。製菓用として作られた製品のほうが適することもあります。

何にお金を払っているか

価格には工程が積み上がっています。

覆下栽培の手間、一番茶かどうか、手摘みか機械摘みか、選別の精度、石臼か機械粉砕か。石臼は1時間に40g程度しか挽けません。

農研機構の報告では、価格の高い抹茶ほどテアニン含量が高いとされています。うま味の量に栽培条件が反映されているということです。

加糖タイプの見方

配合比率が加わります。糖類の比率が高ければ原価は下がります。

原材料表示は使用量の多い順に並ぶので、「抹茶、砂糖」か「砂糖、抹茶」かで傾向が読めます。原材料の数が少ないほど、何を口にしているかは把握しやすくなります。

見た目では判断できない

着色料を使えば、抹茶が少なくても濃い緑にできます。香料が入っていれば、香りも立ちます。

色の濃さと香りの強さは、中身を測る指標になりません。

使い切れるかを含めて考える

一杯あたりが安くても、開封後の目安(2週間から1か月程度)を超えて持ち越せば、風味が落ちた状態で飲むことになります。

単価の計算は、使い切れる量を買った場合にのみ成立します。

判断の順序

  1. 用途を決める(飲む・割る・混ぜる)
  2. 使い切れる量を決める
  3. その範囲で原材料の並び順と数を見る
  4. 一杯あたりに直して比べる

この順で絞ると、価格に見合うかどうかが判断しやすくなります。

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