業務用と家庭用で価格構造が違う
同じ抹茶でも、売り方によって価格の組み立てが変わります。
家庭用に乗っているもの
包装のコスト 店頭で選ばれる必要があるため、意匠にコストがかかります。箱、印刷、遮光性のある素材。
小容量であること 100gや300gといった単位では、内容量に対する包装材の比率が上がります。
流通の段階 製造者から卸、小売を経て店頭に並びます。
業務用に乗っているもの
大容量 1kg単位など。包装は簡素で、遮光性と密閉性は確保されているのが一般的です。
取引の形 継続的な取引が前提になるため、数量に応じた価格が設定されることがあります。
求められる性質 溶けやすさと味の安定が優先されます。デキストリンで流動性を高めたり、造粒したりする加工が入ることがあります。
一杯あたりでは近づく
グラム単価では業務用が安くなりますが、一杯あたりで見ると差は縮まります。
家庭用でも、300gを一杯20gで使えば15杯分。1kgなら50杯分。単純な比例です。
差が出るのは、使い切れるかどうかの部分です。
家庭で業務用を買うと
1kgを毎日1杯飲んでも、使い切るのに2か月近くかかります。
開封後の目安は2週間から1か月程度。後半は風味が落ちた状態で飲むことになります。小分けと密閉の手間もかかります。
割安さが、そのまま得になるとは限りません。
中身が違う場合もある
業務用は、コストと安定性を優先した配合になっていることがあります。
糖類の比率が高めであったり、抹茶と緑茶粉末を併用していたり。抹茶と緑茶粉末は別物で、後者は覆下栽培を経ていないぶん安価です。
原材料表示は使用量の多い順に並ぶので、そこで確認できます。
選ぶ基準
価格ではなく回転量で決めます。
2週間から1か月で使い切れる量。この範囲で、原材料と一杯あたりの価格を比べるのが実用的です。
