店での保管方法
家庭より量が多く、開け閉めの回数も増えます。条件は厳しくなります。
厨房で避けたい場所
コンロ・オーブンの近く — 温度が上がります シンク下・食洗機の近く — 湿度が高くなります スパイス棚 — においが移ります 窓際 — 光が当たります
抹茶の緑色はクロロフィルという色素によるもので、光・熱・空気に弱く、時間とともに褐色へ近づきます。香りの成分も揮発します。
開けたら小分けする
大袋のまま営業中に何度も開けると、そのたびに空気と湿気が入ります。
一日分か数日分を小さな密閉容器に移し、本体は閉じたまま別の場所に置く。この形にすると、大袋を開ける回数が減ります。
小分けの作業は、乾いた容器と乾いたスプーンで行います。
計量器具の管理
濡れたスプーンを入れない。 これが最も起こりやすい失敗です。
営業中は洗い物と近い場所で作業するため、水滴のついた器具を使ってしまいがちです。計量専用の器具を決め、乾いた状態で保管します。
袋の中に入れっぱなしにするのも避けます。
冷蔵する場合
夏場は選択肢になりますが、条件があります。
冷えた容器を開けると、外の空気の水分が内側で結露します。粉に水分が触れれば、そこから急速に劣化します。
容器のまま常温に戻してから開ける。 数時間かかるため、営業中に出し入れするものには向きません。
冷蔵するのは予備の在庫にとどめ、日常的に使う分は常温に置く形が現実的です。
先入れ先出し
複数の袋がある場合、開封日を書いておきます。
賞味期限だけを見ていると、開けてから何日経ったかが分からなくなります。マスキングテープに日付を書いて貼るだけで済みます。
発注量の設計
保管方法を工夫するより、回転する量を仕入れるほうが確実です。
一杯20gなら1kgで50杯。自店の出数から逆算して、2週間から1か月で使い切れる容量を選びます。
