海外販売向けに業務用を仕入れる際のポイント

海外販売向けに業務用を仕入れる際のポイント

〜輸出に対応したラベル・表記・パッケージを整えるには〜

グリーンティーを海外で販売したい場合、国内向けの業務用製品をそのまま使うのは難しいことがあります。輸出には各国の規制やニーズに対応した工夫が求められます。ここでは、海外販売を見据えた仕入れ時のチェックポイントを紹介します。

1. 英語表記とラベル対応の重要性

多くの国では、英語または現地語での成分表記やアレルゲン表示が義務付けられています。そのため、以下のような点を仕入れ前に確認することが必要です。

  • 原材料名の英語表記の有無
  • 内容量・製造者・賞味期限などの明記
  • 輸出対応ラベル(成分分析値付き)
  • 栄養成分・食品分類の明確化(例:Sugar Green Tea Powder)

業者によっては英語対応のパッケージ印刷ラベルのカスタマイズに応じてくれる場合もあるので、OEMや輸出実績のある業者を選ぶのが安全です。

2. 保存性と輸送耐性の確認

輸出では、輸送期間が長くなり、保管環境も変わります。そこで以下の点に注意が必要です。

  • アルミパウチなど遮光・防湿性の高いパッケージが望ましい
  • 高温多湿に強いタイプを選ぶ(真夏の船便などを想定)
  • **賞味期限が長め(6ヶ月〜1年以上)**の商品を選ぶ
  • **梱包単位の整合性(小分け・箱サイズ)**も重要

また、真空パック仕様や脱酸素剤の有無なども確認ポイントです。

3. 輸出規制・食品基準の違い

国によっては食品添加物・甘味料の規制が異なるため、日本国内で問題ない成分が現地ではNGとなることも。代表的な例:

  • アメリカ:FDA(食品医薬品局)基準あり。ステビアや合成甘味料の扱いに注意。
  • EU:E番号(添加物コード)で規制対象が分かれる。天然香料などの表記も必要。
  • アジア諸国:現地の保健省や関税制度で独自の食品分類が存在。

添加物なしのナチュラルタイプや、成分シンプルな製品が輸出向けには扱いやすい傾向にあります。

4. 商流・パートナー選定

海外販売では、信頼できる輸出パートナー現地ディストリビューターとの連携も重要です。以下のような流れを想定した準備が必要です。

  1. 国内業者から仕入れ(輸出許可があるか確認)
  2. ラベル・成分表を輸出仕様に変更
  3. 輸出代行業者や通関業者と協力
  4. 現地で販路(小売・ネット・飲食店)を確保

また、業務用の製品を現地で**「日本風グリーンティー」として売る場合、文化的背景の説明や飲み方提案もセットに**することで理解が得られやすくなります。

まとめ

海外向けに業務用グリーンティーを仕入れる際は、単に「おいしい・安い」だけでは不十分です。ラベル対応・英語表記・保存性・輸送対応・現地法令など多面的にチェックすることが、安全でスムーズな展開につながります。国内業者選びの段階から、輸出に詳しいパートナーを探すことが成功の第一歩です。

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