仕入れ先をどう選ぶか
抹茶は農産物を原料とするため、安定して同じものを入れられるかが問われます。
経路の種類
製茶問屋・茶舗から直接 産地や品種の情報が得やすく、相談もできます。少量から対応してもらえる場合があります。
食品卸・業務用商社 他の食材とまとめて発注できます。品目が多いぶん、個別の相談には向かないこともあります。
メーカー直販 配合の相談やOEMにつながる可能性があります。最低ロットが大きくなることがあります。
業務用の通販 手軽に始められます。継続的な供給や価格交渉の余地は限られます。
確認しておきたいこと
継続して同じものが入るか 抹茶は収穫年や畑によって差が出ます。ブレンドで味を一定に保っているか、ロットによる差がどの程度あるかを聞いておきます。
価格が動く可能性 2025年の緑茶輸出は額で前年比約2倍となり、原料需給は逼迫しやすい状況にあります。価格改定の頻度や、事前の連絡があるかは確認しておく価値があります。
規格書が出るか 原材料、アレルゲン、賞味期限、保存方法。客から問い合わせがあったときに答えられる情報が揃うかどうかです。
最低ロットと納期 一度に何kgからか、注文から何日で届くか。在庫を持てる量と合っているかを見ます。
サンプルが取れるか 実際の提供形態で試飲できないと判断できません。牛乳で割るなら牛乳で、氷を入れるなら氷を入れて試します。
産地の情報
「Uji」「Kyoto」といった産地名は、海外市場でもブランドとして機能しています。日本から米国へ輸出される緑茶の単価が中国産の約5倍とされる背景には、この産地ブランドの浸透があります。
産地を明記できる原料なら、メニューやパッケージでの訴求材料になります。
一社に絞らない
原料の供給が不安定になる可能性を考えると、代替を確保しておく意味はあります。
ただし味が変わると客は気づきます。切り替えたときの差がどの程度出るかは、事前に把握しておく必要があります。
