「Japanese Green Tea」という表記
海外の棚で見かける表記です。何を意味しているかは、製品によって幅があります。
何を保証しているか
「Japanese」がつくことで示されるのは、日本産であるという点です。ただし、それ以上の情報は含まれません。
煎茶なのか、抹茶なのか、粉末緑茶なのか。等級はどうか。産地はどこか。これらは別途書かれていなければ分かりません。
産地名が加わると意味が変わる
「Uji」「Kyoto」といった産地名が加わると、単価に反映されます。
日本から米国へ輸出される緑茶は、重量あたりの単価が中国産緑茶の約5倍とされます。この単価上昇を後押しした要因のひとつとして、「Uji/Kyoto」ブランドの浸透が挙げられています。
産地の名前が、品質の指標として通用するようになったということです。
「green tea」の幅
英語の green tea は緑茶全般を指します。煎茶も玉露も番茶も含まれ、甘さとは関係ありません。
つまり「Japanese Green Tea」と書かれていても、それが茶葉なのか粉末なのか、加糖なのかは分かりません。
「matcha」との使い分け
matcha は粉末の抹茶を指す語として定着しました。green tea よりは範囲が狭くなります。
ただし抹茶の定義が国際的に統一されているわけではなく、覆下栽培を経ていない粉末緑茶も matcha として売られることがあります。
加糖であることを示すには
日本の加糖グリーンティーを海外向けに表記する場合、「green tea」だけでは無糖の緑茶と受け取られる可能性があります。
「sweetened matcha」「matcha with sugar」と書くほうが正確に伝わります。
結局は原材料表示
表示の言葉から中身を推し量るより、原材料表示を見るほうが確実です。
日本国内でも事情は同じで、「グリーンティー」という商品名に法律上の定義はありません。名前は中身を保証しないという点は、どの市場でも変わりません。
※数値は2025年時点の統計に基づくものです。
