海外向けパッケージで伝えるべきこと
日本語のパッケージをそのまま持っていくと、使われないまま残ることがあります。
甘いかどうかを明示する
いちばん大きな食い違いはここです。
英語の green tea は緑茶全般を指し、甘さとは関係ありません。「green tea」とだけ書かれていれば、無糖の緑茶だと受け取られます。
加糖タイプであれば、「sweetened」「with sugar」と明記するほうが確実です。
作り方を書く
粉末は、飲み方が分からないと使えません。
- 水150mlに対して20g
- お湯150mlに対して20g
- 牛乳150mlに対して18g
この程度の情報があれば、道具がなくても作れます。茶筅を持っていない環境が前提になるので、「スプーンでよい」ことを示すのも親切です。
ダマにならない手順
粉末に一度に大量の液体を注ぐとダマになります。これは言語を問わず起きる失敗です。
「少量の湯で先に練る」という一文があるだけで、体験が変わります。
アレルゲンと成分
輸出先ごとに表示のルールが違います。
アレルゲン表示、栄養成分表示、使用している甘味料の種類。アスパルテームを使用している場合は、フェニルアラニンに関する注意表示が求められるのが一般的です。
カフェインを含むこと
抹茶にはカフェインが含まれます。ハーブティーの感覚で受け取られると誤解が生じます。
含まれること、量は使った粉に比例することを示しておくと、飲む側が判断できます。
産地の記載
「Uji」「Kyoto」といった産地名は、海外市場でブランドとして機能しています。
日本から米国へ輸出される緑茶の単価が中国産の約5倍とされる背景には、この産地ブランドの浸透があります。書ける情報であれば、書いたほうが伝わります。
保存方法
湿気と光と熱に弱いこと、開封後は早めに使い切ることを伝えます。
冷蔵庫に入れる場合、冷えたまま開けると結露するという点は、知らなければ必ずやってしまう失敗です。
※数値は2025年時点の統計に基づくものです。
