アジア圏で人気のグリーンティードリンクとは?
〜台湾・タイ・韓国などで見られるグリーンティー商品の実態〜
グリーンティーといえば日本のイメージが強い一方で、アジア各国でもさまざまな形で親しまれています。特に台湾やタイ、韓国などでは、日本とは少し異なるテイストやスタイルで受け入れられており、現地で販売されているパッケージや飲料の形態にも特徴があります。
台湾のグリーンティー事情
台湾ではコンビニやスーパーに行くと、**ペットボトルタイプの「Green Tea」や「抹茶風味ドリンク」**が多数並んでいます。以下のような傾向があります:
- 微糖または無糖の緑茶ドリンクが主流
- 「日式(日本式)」や「抹茶」表記の商品が多い
- 甘味のあるタイプもあるが、すっきり系が好まれる傾向
- ボトルに「日本茶葉使用」などの訴求が多い
台湾は烏龍茶文化が根強い一方、日本茶への関心も高く、「抹茶牛乳」などのスイーツ系ドリンクもコンビニで手に入るようになっています。
タイでのグリーンティーの受け入れ方
タイでは「グリーンティー=甘い飲み物」という認識が比較的強く、日本の加糖グリーンティーに近い位置づけの商品も見られます。特徴としては:
- 「抹茶グリーンティー」や「グリーンティーラテ」が人気
- コンビニで売られているドリンクは基本的に甘め
- タピオカ入りのグリーンティーやアイス系ドリンクも豊富
- 「グリーンティー味のミルク」「粉末飲料パック」などの家庭向け商品も展開
タイの市場では「甘さ・まろやかさ・日本感」が売りになる傾向があり、日本の加糖粉末と似たコンセプトの商品が現地ブランドからも出ています。
韓国での展開例
韓国でも「抹茶」や「グリーンティー」は人気のフレーバーとして認知されています。以下のような商品が流通しています:
- 「グリーンティーラテ」風味のボトルドリンク
- 抹茶味のアイス、焼き菓子、スイーツとの連携商品
- 健康志向の緑茶飲料(無糖)と甘味系の棲み分けが明確
韓国の若年層の間では、カフェ文化が進んでおり、抹茶ラテや抹茶スムージーとしてグリーンティー風味が定着しています。
パッケージの共通傾向
アジア圏全体で見ると、以下のようなパッケージ傾向があります:
- **「抹茶=高級・日本・本格」**のイメージが前面に出されている
- 緑・白・金などを使った和風・清涼感のあるデザイン
- 英語表記と現地語が併記されていることが多い
- 商品名に「Matcha」「Japanese Green Tea」などの文字を含む
また、日本メーカーが輸出した商品だけでなく、**現地企業が独自に開発した“抹茶風グリーンティー”**も数多く見られます。
まとめ:甘さとイメージのバランスで人気
アジア圏では、“日本のグリーンティー”=品質が良くておしゃれな飲み物というイメージがあり、その認識に基づいた甘さのある商品が好まれています。ただし、「無糖」「健康志向」も一定のニーズがあり、市場は二極化していると言えそうです。
あくまで実際の流通商品やパッケージから読み取れる傾向であり、今後もトレンドは変化していく可能性があります。