抹茶ラテが海外で定着した理由
海外のカフェで matcha latte を見かけるのは、いまや珍しくありません。定着には理由がいくつかあります。
苦みを乳が包む
抹茶をそのまま飲むと、苦みと渋みが立ちます。飲み慣れていないと重く感じられます。
牛乳と合わせると、乳脂肪が渋みを包んで穏やかになります。カフェラテと同じ構造で、既存の飲み方に載せやすい形でした。
既存のメニュー構成に組み込める
カフェにはすでにエスプレッソマシンとミルクスチーマーがあります。
抹茶ラテを出すのに必要な追加設備は、ほとんどありません。粉と道具があれば作れます。導入の障壁が低いことは、広がる速さに直結します。
色が武器になる
緑色の飲み物は多くありません。
カフェのメニューに並べたとき、視覚的に他と区別できます。写真映えという要素も、この10年の飲食では無視できない要素になりました。
カフェインを含むが、コーヒーとは違う
抹茶にもカフェインは含まれます。コーヒーの代わりとして成立する一方、味の方向はまったく違います。
コーヒーが苦手な層に向けた選択肢として機能します。
甘いことが前提になっている
海外の matcha latte は、砂糖が入っているのが標準です。無糖を求めるなら別途伝える必要があります。
日本では抹茶といえば無糖が基本で、加糖のものは「グリーンティー」「抹茶ミルク」などと呼び分けられます。この区別は、海外では薄くなっています。
つまり海外の matcha latte は、日本の加糖グリーンティーに近い位置にあると言えます。
食品原料としての広がり
飲み物にとどまらず、アイスクリーム、ケーキ、チョコレートの材料としても使われます。
農林水産省の分析でも、ラテやスイーツなど食品原料としての抹茶の需要拡大が、輸出の伸びを牽引したとされています。
家で作る場合
カフェで飲んで気に入った味を家で再現するなら、牛乳150mlに粉18gが目安です。
粉を少量の湯で先に練ってから牛乳を注ぐ。これだけで分離とダマは防げます。
