グリーンティーを飲みすぎるとどうなる?
はじめに
「美味しいからつい何杯も…」と、グリーンティーを日常的に飲む方は少なくありません。しかし、加糖タイプのグリーンティーを過剰に摂取すると、糖分やカフェインの摂りすぎが気になるケースもあります。
ここでは、飲みすぎによって考えられる影響や、適量の目安について解説します。
1. 加糖グリーンティーに含まれる糖分
加糖タイプのグリーンティーには、意外と多くの糖分が含まれています。たとえば市販品では、1杯(粉末10g・水100ml換算)あたり約30〜35kcal前後で、その大半は糖質によるものです。
- 主な成分:砂糖、還元麦芽糖水飴など
- 1杯あたりの糖質:約7〜8g前後
これを1日に3〜4杯飲むと、糖質だけで30g近く摂取する計算になります。
これは500mlの清涼飲料水と同程度の糖分量に相当します。
2. 糖分過多のリスク
糖質の摂りすぎは、以下のような健康リスクに繋がる可能性があります:
- 血糖値の急上昇
- 脂肪の蓄積(内臓脂肪・皮下脂肪)
- むし歯や歯周病のリスク増
- 慢性的な疲労感・血糖値の乱高下による眠気や集中力の低下
特に、間食代わりにグリーンティーを頻繁に飲んでいる人は注意が必要です。
3. カフェインの摂りすぎも注意
グリーンティーには、使用される抹茶の量に応じて微量のカフェインも含まれています。
- 一般的な1杯あたりのカフェイン量:10〜15mg前後(製品差あり)
- 緑茶1杯と比べると少ないが、1日何杯も飲むと積算量は無視できない
カフェインを過剰に摂取すると:
- 睡眠の質が悪化
- 利尿作用による脱水傾向
- 胃腸の不調
- 子どもや妊娠中の方には特に注意が必要
4. 飲む量の目安とは?
健康的に楽しむためには、1日1〜2杯程度を目安にするのが無難です。
- どうしても多く飲みたい場合は、薄めて飲む or 無糖タイプと併用するのが良策
- 食事の糖分やカフェイン量も合わせて考慮するのがポイント
5. 飲みすぎを避ける工夫
- おやつ代わりにせず、あくまで嗜好品として飲む
- 水分補給は無糖のお茶や水を中心に
- アイスで飲むときは氷を多めにして自然に薄める
- 飲む前に糖分・カフェイン量をラベルで確認
まとめ
グリーンティーは美味しくて手軽に楽しめる飲み物ですが、糖分・カフェインの摂取量には注意が必要です。
1日1〜2杯を上限に、他の飲料とバランスよく取り入れることで、健康的にグリーンティーを楽しみましょう。
