「無添加」表示は何を意味しているのか

「無添加」表示は何を意味しているのか

「無添加」という言葉だけでは、何を添加していないのかは分かりません。

保存料無添加なのか、着色料無添加なのか、香料無添加なのか。製品によって指しているものが違います。

但し書きまで読む

多くの場合、「無添加」の近くか、原材料表示のそばに但し書きがあります。

  • 「着色料・保存料無添加」
  • 「香料不使用」
  • 「化学調味料無添加」

ここまで読むと、何を指しているかが分かります。逆に、何も限定せず「無添加」とだけ書かれている場合は、原材料表示を直接見たほうが確実です。

添加物ではないものもある

原材料に並んでいるからといって、すべてが食品添加物というわけではありません。

デキストリンは、でんぷんを酸や酵素で分解して作られる一般の食品素材で、添加物には分類されません。粉をサラサラに保ち、固まるのを防ぐ目的で使われます。

カタカナの名前だけで判断すると、こうした違いを見落とします。

添加物にも役割がある

粉末グリーンティーでよく使われるものと、その目的は次の通りです。

香料 — 緑茶らしい香りを補う 着色料 — 抹茶の緑は時間とともにくすむため、色を安定させる 乳化剤 — 牛乳と混ざりやすくする 酸化防止剤 — 空気による品質の変化を抑える

いずれも解決したい課題があって入っています。あること自体が問題という話ではありません。

ただし読み取れることもある

香料や着色料に頼る度合いが高いということは、素材そのものの香りや色が足りていないことの裏返しでもあります。

原材料の並び順とあわせて見ると、その製品がどこにコストをかけているかが見えてきます。抹茶が先頭に来ていて添加物が少ない製品と、糖類とデキストリンが先頭で香料・着色料が続く製品とでは、設計思想がまったく違います。

数の少なさを基準にする

判断に迷うなら、原材料の数が少ないものを選ぶのがいちばん分かりやすい基準です。抹茶と砂糖の2つだけ、という製品もあります。

溶けやすさや色の持ちでは補助材のある製品に劣ることもあるので、何を優先するかの選択になります。

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