粉末が溶けやすい製品には何が入っているのか
同じグリーンティーでも、さっと混ざるものとダマになりやすいものがあります。差は原材料と加工にあります。
デキストリン
原材料欄でよく見かける成分です。じゃがいも、とうもろこし、タピオカ、米などのでんぷんを、酸または酵素で分解して分子を小さくしたものです。
名前の印象と違い、食品添加物ではなく一般の食品素材に分類されます。
粉末飲料で使われるのは、粉をサラサラの状態に保ち、固まるのを防ぐためです。ほかに、粘度をつける、分離を防ぐ、フリーズドライ食品の形を保つといった用途もあります。
ただし糖質として計算される点は、糖質量を見るときに関わってきます。
乳化剤
水と油をなじませる働きがあります。牛乳と合わせて飲むことを想定した製品に入ることがあります。
粒を大きくする加工
成分だけでなく、粉の作り方も溶けやすさに関わります。
細かい粉は表面積が大きく、水に触れた表面だけが固まって内側に水が入らなくなります。これがダマの正体です。粒をあえて大きめの塊にまとめておくと、水が内部まで入りやすくなり、溶けやすくなります。
インスタントコーヒーの粒が細かい粉ではなく、ある程度の大きさを持っているのは同じ理由です。
抹茶は溶けているわけではない
前提として押さえておきたいのは、抹茶は水に溶けていないという点です。
葉を挽いた粒子が液体中に散らばっているだけで、置いておけば沈みます。溶けているのは糖の部分だけです。
だから「完全に透明に溶ける」ことはありません。底に少し残るのは、葉そのものを飲む飲み物である以上、自然なことです。
補助材が少ない製品の場合
原材料が抹茶と砂糖だけという製品は、溶けやすさを助ける成分が入っていません。そのぶんダマになりやすくなります。
対処は難しくありません。少量の湯で先に練ってから残りを注ぐ、道具で攪拌する、冷たい水なら先に湯で溶いてから氷を足す。この手順で十分に均一になります。
