原材料表示で見るべき5か所
粉末グリーンティーは、名前からは中身が判断できません。「グリーンティー」に法律上の定義はなく、抹茶が主体のものから糖類が大半のものまで、同じ名前で売られています。
判断材料は表示にあります。順に見ていきます。
1. 並び順
原材料は使用した重量の多い順に並べる決まりです。ここがいちばん確実な手がかりになります。
- 「抹茶、砂糖」 → 抹茶のほうが多い
- 「砂糖、抹茶」 → 糖類のほうが多い
- 「砂糖、デキストリン、緑茶粉末、抹茶、香料」 → 抹茶は末尾近く、量は少ない
2. 「抹茶」か「緑茶粉末」か
同じ緑の粉でも別物です。
抹茶は碾茶を石臼で挽いたもので、碾茶は覆下栽培で日光を遮って育てます。緑茶粉末は煎茶などを粉砕したもので、覆下栽培を経ていません。前者のほうが手間もコストもかかり、うま味が出ます。
「抹茶入り」「抹茶使用」という表記は、量までは示していません。ごく少量でもこの表記は可能です。
3. 原材料の数
数が少ないほど、何をどれだけ口にしているかが把握しやすくなります。
2〜3個で構成された製品と、8個以上並ぶ製品では設計思想が違います。前者は素材で味を作る方向、後者は溶けやすさ・色・香り・保存性を補助材で整える方向です。
4. 香料・着色料の有無
入っていること自体が問題ではありませんが、素材の香りや色が足りていないことの裏返しでもあります。
抹茶の比率が低い製品ほど、香料に頼る度合いが上がる傾向があります。
5. アレルギーと注意表示
乳成分を含む製品や、アスパルテームを使用した製品には表示の義務があります。アスパルテームには「L-フェニルアラニン化合物を含む」旨が併記されます。
該当する方は、ここを最初に確認することになります。
産地の記載
義務ではありませんが、抹茶の産地が明記されている製品もあります。京都・宇治は碾茶の産地として知られています。
書かれていないから問題があるという話ではなく、書かれていれば判断材料が一つ増える、という程度に受け取るのが妥当です。
