砂糖・ぶどう糖・液糖はどう違うか
原材料欄に並ぶ糖の名前は一つではありません。それぞれ性質が違い、選ばれる理由も違います。
砂糖(しょ糖) さとうきびやてん菜から作られる、もっとも一般的な甘味料。甘みの立ち上がりと引きのバランスがよく、味の輪郭がはっきりします。粉末製品では扱いやすさもあり、よく使われます。
ぶどう糖(グルコース) 砂糖より甘みは控えめで、さっぱりした後味になります。吸湿しやすい性質があるため、粉末では配合量に配慮が要ります。
果糖ぶどう糖液糖 でんぷんから作られる液状の糖です。冷たいときに甘みを強く感じる特性があり、清涼飲料でよく使われます。液体なので、粉末製品より缶やペットボトルの飲料に向きます。
還元麦芽糖・エリスリトールなど 糖アルコールと呼ばれる種類です。甘みがありながらエネルギーは砂糖より低く、甘さ控えめをうたう製品で使われることがあります。
順番で量が読める
原材料表示は、使用した重量の多い順に並べる決まりです。「砂糖、抹茶」なら糖類のほうが多く、「抹茶、砂糖」なら抹茶のほうが多いことになります。
複数の糖が並んでいる場合、それぞれの量は分かりませんが、合計すると糖の比率はさらに上がります。
甘さの感じ方は温度で変わる
同じ糖でも、冷たいと甘みは弱く感じられます。アイス用を想定した製品がやや甘めに設計されることがあるのは、この特性を見込んでのことです。
ホットで飲むと甘すぎると感じる場合、粉を少なめにすると釣り合います。
糖には保存を助ける役割もある
糖は甘みだけの成分ではありません。食品中の水分と結びつき、微生物が使える水(自由水)を減らします。砂糖漬けが日持ちするのはこの仕組みによるものです。
粉末で、さらに糖が多い加糖グリーンティーは、この点でも変質しにくい構成になっています。
