スティック・缶・袋で何が変わるか
粉末は湿気と光と酸素に弱いため、包装は品質保持の一部として機能しています。形状ごとに得意なことが違います。
スティック(個包装)
一回分ずつ密封されているので、使う分以外は空気に触れません。開封後の劣化という問題が起きにくい形です。
持ち運びやすく、職場や外出先でも使えます。分量を量る必要もありません。
一方で、一杯あたりの濃さは決まっています。薄くしたい、濃くしたいという調整はしにくくなります。包装材の量が増えるぶん、単価も上がりやすい。
缶
遮光性と密閉性が高く、湿気を通しにくい。繰り返し開け閉めしても、袋よりは条件を保ちやすい形です。
自立するので保管しやすく、贈答用としての見栄えもあります。
ただし中身が減っても容器内の空気の量は変わらないため、残りが少なくなるほど空気に触れる面は相対的に増えます。
袋(大容量)
一杯あたりの単価はもっとも下がります。濃さを自由に決められるのも利点です。
弱点は開封後です。開けるたびに空気が入り、チャック付きでも缶ほどの密閉性はありません。アルミ蒸着など遮光性のある材質かどうかで差が出ます。
抹茶が透明な袋で売られていないのは、光による劣化を避けるためです。
容量の選び方
大容量ほど割安ですが、使い切れなければ意味がありません。
抹茶を扱う店では、開封後の目安を2週間から1か月程度としていることが多くあります。印字された賞味期限が半年先でも、開けた時点から品質は動き始めます。
300gなら一杯20g換算で15杯分。毎日飲めば半月、週2回なら2か月ほどかかる計算です。自分の飲むペースで、開封後の目安期間に収まるかどうかが判断の基準になります。
冷蔵する場合の注意
夏場に冷蔵保存する場合、冷えたまま開けると外の空気の水分が容器の内側で結露します。
容器のまま常温に戻してから開ける。 これを守らないと、冷蔵がかえって裏目に出ます。
