加糖タイプと無糖の抹茶、どちらが日持ちするか
一般に、加糖タイプのほうが持ちます。理由は糖の性質にあります。
糖は水を抱え込む
食品に含まれる水は、自由水と結合水に分かれます。微生物が増殖に使えるのは自由水のほうだけです。
砂糖は水と結びつくため、加えることで自由水が減ります。砂糖漬けの果物が日持ちするのは、この仕組みによるものです。
加糖グリーンティーは、粉末であることに加えて糖が多く含まれます。二重に水分活性が低い構成です。
抹茶の比率が下がる
もうひとつの理由は単純です。加糖タイプは粉のうち一部が抹茶なので、変化しやすい成分の割合そのものが低くなります。
抹茶の緑色はクロロフィルによるもので、光・熱・空気に弱い。この色素の量が少なければ、色の変化も目立ちにくくなります。
それでも開封後は変わる
とはいえ、加糖タイプが無期限に持つわけではありません。
香りは飛び、色は変化します。開封後の目安は、無糖の抹茶で2週間から1か月程度。加糖タイプはやや長めに見られることもありますが、大きく変わるものではありません。
未開封での違い
賞味期限の設定にも差が出ます。抹茶単体では6か月から1年程度、加糖タイプはそれより長めに設定されることもあります。
正確な日付は製品ごとに違うので、パッケージの表示が基準です。
湿気には両方とも弱い
水分活性が低いということは、乾いた状態を保っている限りは強いという意味です。
濡れたスプーンを入れる、結露させる、湿気の多い場所に置く。こうした扱いをすれば、加糖タイプでも固まり、劣化します。
糖が多いぶん、水分が入ったときにベタつきやすいという面もあります。
選ぶときの考え方
日持ちを理由に加糖タイプを選ぶ、というほどの差ではありません。
甘さが要るかどうか、濃さを自分で決めたいかどうか。そちらのほうが判断材料として大きくなります。
どちらを選んでも、使い切れる量を買うのがいちばん確実です。
