乾燥剤や脱酸素剤は使うべきか
製品に同封されていることがあります。自分で足す価値があるかどうかは、状況によります。
乾燥剤(シリカゲル)
湿気を吸って、容器内を乾いた状態に保ちます。
粉末が固まるのを防ぐ目的では有効です。ただし注意点があります。
粉に混ざらないようにする 袋のまま入れます。破れると中身が粉に混ざります。
吸湿の限界がある 吸い切ると効果がなくなります。定期的な交換が要ります。青色から桃色に変わるタイプなら、色で判断できます。
食品用のものを使う 靴や衣類用のものには、食品に適さない成分が使われていることがあります。
脱酸素剤
容器内の酸素を取り除きます。酸化による色と香りの変化を抑える目的です。
乾燥剤とは働きが違います。湿気ではなく酸素を対象にしています。
こちらも食品用のものを使い、袋のまま入れます。開封後は効果が落ちるため、密閉した容器の中で使わないと意味がありません。
使う価値があるか
大容量を長く保管する場合 — 有効です。 2週間で使い切る場合 — ほぼ不要です。
そもそも開封後の目安は2週間から1か月程度。一杯20gなら300gで15杯分です。この期間に使い切るなら、光・熱・湿気を避けるだけで十分に保てます。
手間との釣り合い
乾燥剤も脱酸素剤も、定期的に交換しなければ効果がありません。
管理する手間を考えると、使い切れる量を買うほうが単純で確実です。保存技術で長持ちさせるより、購入量を調整するほうが結果は安定します。
製品に入っていた場合
同封されているものは、そのまま入れておいて構いません。開封後も密閉して保管するなら、多少は働きます。
ただし一度開封した時点で、脱酸素剤の効果はほぼ失われています。過信はしないほうがよいでしょう。
冷蔵・冷凍との併用
低温保存と乾燥剤を組み合わせる場合、結露の問題が優先します。
冷えた容器を開ければ、乾燥剤が入っていても内側に水滴がつきます。容器のまま常温に戻してから開ける、という手順のほうが効果は大きくなります。
