開封後の品質を保つには
未開封のうちは包装が守ってくれます。開けた瞬間から、条件は使う側の管理になります。
敵は3つ
抹茶の緑色はクロロフィルという色素によるもので、光・熱・空気に弱く、時間とともに分解して黄色や褐色へ近づきます。香りの成分も揮発していきます。
この3つを避けることが、そのまま対策になります。
光を避ける
透明な容器に移し替えるのは、見た目はよくても品質には不利です。
抹茶が透明な袋で売られていないのは、光を通すと色が落ちるためです。遮光できる缶か、袋のまま箱にしまう形が向きます。
温度を上げない
コンロの近く、トースターの上、直射日光の当たる窓際。いずれも避けます。
常温であれば問題ありませんが、夏場の室温が高くなる場所は考えものです。
空気に触れさせない
開けるたびに空気が入ります。回数を減らすほど条件は保てます。
チャック付きの袋なら、空気を押し出してから閉めると違います。缶なら、蓋をしっかり閉めるだけで十分です。
大袋を長く使うより、小分けにして使う分だけ出すほうが、残りを守れます。
湿気を入れない
濡れたスプーンを入れない。 これが最も起こりやすい失敗です。一度水分が入ると、その周辺から固まり始めます。
計量スプーンは乾いたものを使い、使い終わったら戻さずに洗います。
冷蔵する場合の落とし穴
夏場に冷蔵庫へ入れる人は多いのですが、ここに注意点があります。
冷えた状態のまま開けると、外の空気に含まれる水分が容器の内側で結露します。粉に水分が触れれば、そこから急速に劣化します。
容器のまま常温に戻してから開ける。 これを守らないと、冷蔵がかえって裏目に出ます。
2週間程度で使い切る量なら、常温の冷暗所のほうが温度差が生じず安全です。
変化の見分け方
色がくすんでくる、香りが弱くなる、粉っぽさが増す。このあたりが目安になります。
買ったときの色を覚えておくと、比べやすくなります。色は鮮度の分かりやすい指標です。
