溶かしたあとはどれくらい持つか
粉の状態と、溶かしたあとでは話がまったく変わります。
粉のうちは微生物が増えない
乾燥食品は水分活性が低く、微生物が増殖できません。乾燥食品のAw値はおおむね0.65以下とされ、この領域では菌は活動できないためです。
加糖グリーンティーは粉末であることに加え、糖が多く含まれます。糖も食品中の自由水を減らすため、二重に微生物が増えにくい構成になっています。
粉末飲料に保存料が使われることが少ないのは、必要がないからです。
水に溶かした時点で条件が変わる
液体になれば、水分活性は一気に上がります。糖を含む甘い液体は、むしろ微生物にとって好条件です。
作ったら基本的にその日のうちに飲み切る、というのが安全側の判断になります。
冷蔵する場合
まとめて作って冷蔵庫に入れておくこともできます。その場合も当日中を目安にします。
抹茶の粒子は時間が経つと沈殿します。分離するのは自然なことなので、飲む前に振るか混ぜれば問題ありません。傷んだサインではありません。
常温で放置しない
夏場に室温で数時間置いたものは避けます。特に牛乳で作ったものは、乳成分が入るぶん傷みやすくなります。
水筒に入れて持ち歩く場合も、保冷できるものを使います。
凍らせるなら
製氷皿で凍らせておけば、より長く保てます。1〜2週間程度が目安です。
家庭用の冷凍庫は開け閉めで温度が変動し、霜がつきやすくなります。密閉できる袋に移しておくと、においうつりも防げます。
見分け方
液体の場合、次の変化があれば飲まないほうが無難です。
- においが酸っぱい
- 表面に膜が張っている
- 明らかにとろみが出ている
作る量を調整する
そもそも飲む分だけ作れば、保存の問題は起きません。
粉末の利点は、一杯ずつ作れることです。まとめて作る必要があるのは来客時くらいで、日常的には都度作るほうが手間も味も無理がありません。
