劣化のサインを見分ける
賞味期限の日付だけでは、実際の状態は分かりません。開封後は特にそうです。
判断材料は主に4つあります。
1. 色
抹茶の緑はクロロフィルという色素によるもので、光・熱・空気で分解し、黄色や褐色へ近づきます。
買ったときの色を覚えておくと、比べやすくなります。色は鮮度のもっとも分かりやすい指標です。
ただし着色料を使っている製品では、色が保たれるため判断材料になりません。原材料表示を見て、着色料の記載があるかどうかを確認しておくとよいでしょう。
2. 香り
開けたときに立ちのぼる香りが弱くなっていれば、揮発が進んでいます。
香りの成分は熱と時間で飛びます。まったく香らない、あるいは油が酸化したようなにおいがする場合は、状態が進んでいます。
3. 手触り
サラサラだった粉が、しっとりしていたり固まっていたりすれば、湿気が入っています。
軽い塊なら押しほぐせば使えますが、全体が板状になっている場合は避けます。
4. 味
飲んでみて、平坦に感じる、粉っぽさが目立つ、青臭さだけが残る。こうした変化は風味が落ちたサインです。
苦みや渋みだけが立って、うま味が感じられなくなることもあります。
使わないほうがよい場合
- カビのような斑点がある
- 明らかに異臭がする
- 虫が入っている
- 湿気で全体が固まり、変色している
これらは風味の問題ではなく、安全性の問題です。
劣化しても危険とは限らない
賞味期限は「おいしく食べられる期限」です。過ぎたからといって、すぐに問題が起きるものではありません。
色がくすみ香りが落ちた程度なら、飲用としては物足りなくても、菓子作りや料理に使う分には支障が少ない場合もあります。
予防のほうが確実
見分ける技術より、劣化させない環境のほうが有効です。
光を避ける、温度を上げない、空気と湿気を入れない。そして使い切れる量を買う。一杯20gなら300gで15杯分です。
