高温多湿な季節の保管対策
グリーンティーは粉末であるがゆえに、湿気や熱に非常に弱い性質を持っています。特に日本の夏のような高温多湿な環境では、保存状態によって品質が著しく低下することがあります。ここでは、夏場における保管時の注意点をわかりやすくまとめます。
1. 湿気による固まり・風味劣化を防ぐ
- 湿度が高いと、粉末が空気中の水分を吸ってダマになることがあります。
- 風味の劣化や香りの喪失も湿気が原因となる場合があります。
- 対策としては、しっかり密閉できる容器に入れ替えることが重要です。
2. 高温による酸化や香りの飛散
- 高温状態が続くと、茶葉に含まれる成分が酸化しやすくなります。
- とくに香料を使用している製品は香りが飛びやすく、風味が大きく変化する場合もあります。
- 直射日光の当たる場所や熱のこもる棚などは避け、風通しのよい涼しい場所で保管しましょう。
3. 冷蔵庫保存は一長一短
- 夏場においては冷蔵庫保存が有効とされることもあります。
- ただし、冷蔵庫から出し入れするたびに結露が発生しやすく、かえって湿気を与えてしまうリスクがあります。
- 密閉容器に入れたうえで、冷蔵庫の開閉頻度が少ない場所に保管するなど工夫が必要です。
4. 保存の工夫で夏も品質キープ
- 湿気を吸収する乾燥剤(シリカゲル)を容器に一緒に入れると効果的です。
- 湿度計を使って室内の環境を把握するのもよい方法です。
- まとめ買いした場合は、小分け保存して必要な分だけ使うとより安心です。
まとめ
夏場のグリーンティー保存は「湿気」「高温」「香りの劣化」に注意することがポイントです。密閉容器の使用や保管場所の見直しなど、ちょっとした工夫で品質の低下を防ぐことができます。美味しく飲み続けるためにも、季節に応じた保管方法を意識しましょう。
