「抹茶味」と抹茶はどう違うか
コンビニに並ぶ抹茶味の菓子やドリンク。名前に「抹茶」とあっても、中身は幅があります。
表示の言葉に段階がある
「抹茶」 原材料に抹茶が使われています。ただし量は分かりません。
「抹茶入り」「抹茶使用」 使われていることは示しますが、ごく少量でもこの表記は可能です。
「抹茶風味」「抹茶味」 香料や着色料で風味と色を作っている場合があります。抹茶が入っていないこともあります。
言葉が違えば意味も違う、というほど厳密ではありませんが、傾向としてはこの順に抹茶の存在感が下がります。
確認は原材料表示で
表示は使用量の多い順に並べる決まりです。抹茶が先頭近くにあるか、末尾にあるかで見当がつきます。
「砂糖、植物油脂、還元水あめ、抹茶、香料、着色料」と並んでいれば、抹茶は4番目。量としては少ないことになります。
緑茶粉末との違い
原材料に「緑茶」「緑茶粉末」と書かれている場合、抹茶ではありません。
抹茶は碾茶を石臼で挽いたもので、碾茶は覆下栽培で日光を遮って育てます。緑茶粉末は煎茶などを粉砕したもので、この工程を経ていません。価格も味も別物です。
色では判断できない
着色料を使えば、抹茶が少なくても濃い緑にできます。クチナシ色素などが使われます。
逆に、抹茶をしっかり使っていても、加熱や時間の経過で色はくすみます。抹茶の緑はクロロフィルによるもので、光・熱・空気に弱いためです。
見た目の緑の濃さと抹茶の量は一致しません。
香りでも判断できない
香料が入っていれば、抹茶が少なくても香りは立ちます。
抹茶の比率が低い製品ほど、香料に頼る度合いが上がる傾向があります。香りの強さは、かえって当てになりません。
判断材料は結局ひとつ
原材料表示の並び順と、原材料の数。この2つが、いちばん確実な手がかりです。
数が少ないほど、何をどれだけ口にしているかは把握しやすくなります。
