粉末茶とグリーンティーは同じもの?
どちらも緑色の粉ですが、中身は違います。
粉末茶(粉茶・インスタント緑茶)
粉茶は、煎茶などを製造する過程で出る細かい部分を集めたものです。回転寿司の湯呑みで出てくるお茶がこれにあたることが多くあります。
粉末緑茶は、煎茶などを粉砕して粉にしたものです。
インスタント緑茶は、抽出液を乾燥させたもの。葉そのものではなく、抽出した成分を粉にしています。水にきれいに溶けるのが特徴です。
抹茶
碾茶(てんちゃ)を石臼で挽いた粉です。
碾茶は覆下栽培といって、新芽の時期に日光を遮って育てます。うま味成分のテアニンが渋みのカテキンへ変化するのを抑えるためです。
さらに、揉まずに乾燥させ、葉脈と茎を取り除いてから挽きます。石臼は摩擦熱を避けるためゆっくり回すので、1時間に挽ける量は40g程度とされています。
粒の細かさが違う
一般的な粉末茶の粒子は20〜50ミクロン。上質な抹茶は1〜5ミクロンにまでなります。小麦粉が30〜60ミクロンなので、抹茶は一桁細かいことになります。
粒が細かいほど舌ざわりは滑らかで、水にもなじみやすくなります。
価格差の理由
覆下栽培の手間、選別、挽き方。それぞれの工程で差が積み上がります。
粉末緑茶は日光を遮らずに育った葉を粉砕するので、工程がはるかに簡素です。そのぶん安価になります。
グリーンティーはどちらを使っているか
加糖グリーンティーの原料は、製品によって違います。
原材料表示で「抹茶」と書かれていれば抹茶ベース、「緑茶」「緑茶粉末」なら粉末緑茶ベースです。両方併記されている製品もあります。
並び順は使用量の多い順なので、どちらが主体かも読み取れます。
味の違い
抹茶ベースはうま味とコクが出て、後味に茶の風味が残ります。粉末緑茶ベースは渋みが立ち、あっさりします。
加糖されると差は縮まりますが、濃く作ると違いが出ます。
