玄米茶・ほうじ茶とグリーンティー
どれも緑茶を出発点にしていますが、加える工程が違います。
ほうじ茶
煎茶や番茶を強火で焙じたものです。
焙煎によって香ばしい香りが生まれ、緑色は褐色に変わります。渋みの成分であるカテキンは熱で変化するため、味は穏やかになります。
「ほうじ茶はカフェインが少ない」と言われることがありますが、100mLあたり20mgで煎茶と同じ水準です。ゼロではありません。少なめとされるのは、成熟した葉を使うことが多いことと、焙煎による差によるものです。
玄米茶
煎茶や番茶に、炒った米を混ぜたものです。
茶葉の量が米の分だけ減るため、カフェインは薄まります。100mLあたり10mgと、煎茶の半分です。
米の香ばしさが加わり、渋みは控えめになります。子どもや、カフェインを控えたい場面で選ばれることがあります。
グリーンティー(加糖)
抹茶や緑茶粉末に糖類を加えたものです。
ほうじ茶や玄米茶が「茶葉に手を加える」方向なのに対し、こちらは「別のものを混ぜる」方向です。焙煎も米も入りません。
抹茶ベースの場合、覆下栽培で日光を遮って育てた葉を使うため、うま味が残っています。そこに糖の甘みが加わる構成です。
三者の位置づけ
| 加工 | カフェイン(100mL) | 甘さ | |
|---|---|---|---|
| ほうじ茶 | 焙煎 | 20 mg | なし |
| 玄米茶 | 米を混ぜる | 10 mg | なし |
| 加糖グリーンティー | 糖を混ぜる | 粉の量による | あり |
グリーンティーだけ単位が違うのは、浸出せず粉ごと飲むためです。使った抹茶の量で決まります。
使い分け
食事に合わせるならほうじ茶や玄米茶。香ばしさが料理の邪魔をしません。
甘い飲み物として、あるいは間食と一緒に楽しむなら加糖グリーンティー。牛乳で割ればラテにもなります。
カフェインを抑えたい場面では玄米茶が扱いやすく、グリーンティーなら粉を減らすことで調整できます。
