コーヒーとカフェイン量を数字で比べる
「お茶よりコーヒーのほうがカフェインが多い」という印象は、浸出液で比べればおおむね正しいものです。
日本食品標準成分表と食品安全委員会の資料から、100mLあたりの値を並べます。
| 飲み物 | カフェイン(100mLあたり) |
|---|---|
| コーヒー(浸出液) | 60 mg |
| インスタントコーヒー | 57 mg |
| 紅茶 | 30 mg |
| 煎茶 | 20 mg |
| ほうじ茶 | 20 mg |
| ウーロン茶 | 20 mg |
| 玄米茶 | 10 mg |
コーヒーは煎茶のおよそ3倍です。
抹茶は同じ土俵で比べにくい
抹茶だけは事情が違います。浸出するのではなく、粉ごと飲むためです。
食品安全委員会の資料では、抹茶1.5gを70〜80℃の湯70mLで点てた場合のカフェインは48mgとされています。
これは「100mLあたり」ではなく「1杯あたり」の数値です。抹茶のカフェイン量は使った粉の量で決まるので、濃さを変えれば比例して変わります。
加糖グリーンティーの場合
粉のうち抹茶が何割かによって決まります。糖類の比率が高い製品ほど、同じ20gでもカフェインは少なくなります。
仮に粉20gのうち抹茶が5gなら、上の数値から換算しておよそ160mg——ただしこれは配合次第で大きく動くので、あくまで考え方の目安です。
調整できるかどうかが違う
コーヒーも豆の量で濃さを変えられますが、抽出という工程が挟まるため、湯温や時間によっても出方が変わります。
抹茶ベースの粉末は、粉の量だけで決まります。半分にすればカフェインも半分という単純な関係が成り立ちます。
夜に飲みたいときや、量を控えたいときに、この単純さは扱いやすい性質です。
飲む場面の違い
コーヒーは食後や仕事の合間に、単体で飲まれることが多い飲み物です。
加糖グリーンティーは甘みがあるぶん、間食に近い位置づけになります。糖類は1gあたり約4kcalなので、粉20gのうち糖類が15gなら約60kcal。ブラックコーヒーとは、そもそも性格が違います。
比べるなら、砂糖とミルクを入れたコーヒーのほうが近いかもしれません。
