ウーロン茶とグリーンティーの違い
ウーロン茶も緑茶も、原料は同じ茶の木の葉です。分かれるのは加工の途中です。
酸化をどこで止めるか
摘んだ葉は、放っておくと酵素の働きで酸化していきます。
緑茶は摘んですぐ蒸し、酸化を最初に止めます。 紅茶は最後まで酸化させます。 ウーロン茶はその中間で、途中まで進めてから加熱して止めます。
止めるタイミングによって、色も香りも変わります。ウーロン茶が緑茶と紅茶の中間の色をしているのは、そのままの理由です。
香りの作り方が違う
ウーロン茶の特徴は、酸化の過程で生まれる華やかな香りです。品種や製法によって、花のような香りや果実のような香りが出ます。
緑茶は酸化させないため、葉そのものの青さや、蒸した香りが前に出ます。抹茶の場合はさらに、覆下栽培による「覆い香」と呼ばれる独特の香りが加わります。
カフェイン量
100mLあたりで、ウーロン茶は20mg。煎茶と同じ水準です。
原料が同じ茶の葉である以上、製法が違ってもカフェインは含まれます。「ウーロン茶だから少ない」ということはありません。
飲まれる場面
ウーロン茶は無糖で、食事と一緒に飲まれることが多い飲み物です。脂っこい料理と合わせる習慣もあります。
加糖グリーンティーは甘みがあるため、食事中よりは間食寄りの位置づけになります。薄めに作れば食事に合わせられないこともありませんが、本来の使い方ではありません。
粉末になるかどうか
ウーロン茶は基本的に浸出して飲みます。茶葉を湯に浸し、成分を引き出して葉は捨てます。
抹茶は葉ごと飲むため、同じ茶葉から得られるものが違います。水に溶けにくい成分も口に入ります。
インスタントのウーロン茶粉末もありますが、これは抽出液を乾燥させたもので、葉を挽いた抹茶とは作り方が異なります。
選ぶときの軸
無糖ですっきり飲みたいならウーロン茶、甘い飲み物として楽しむなら加糖グリーンティー。用途がそもそも違うので、比較して選ぶというより、場面で使い分けるものになります。
