歴史・文化

Culture & History of Green Tea

15件の記事

抹茶の飲み方が日本に伝わった経緯

粉にした茶を飲む方法は、鎌倉時代の初めに中国から入ってきました。 宋から戻った栄西禅師が、当時中国で行われていた碾茶の製法と、粉にして飲む喫茶法を伝えました。 栄西はのちに『喫茶養生記』を著します。

2025/07/01

甘いグリーンティーが広まった背景

抹茶に砂糖を混ぜた粉末が、日本の家庭に入ってきたのは昭和のことです。 抹茶をもっと手軽に飲んでほしいという発想から、宇治抹茶にグラニュー糖を合わせた粉末が作られました。

2025/07/01

夏の風物としてのグリーンティー

冷たく甘い飲み物として広まった経緯から、グリーンティーは夏と結びついてきました。 普及したのは昭和30〜40年代。家庭用冷蔵庫が広まった時期と重なります。 氷が手軽に使えるようになり、冷たい飲み物の需要が伸びました。

2025/07/23

昭和の家庭とグリーンティー

粉末のグリーンティーが家庭に入ったのは、昭和30〜40年代です。当時の暮らしと結びついています。 1950年代後半から、家庭用冷蔵庫が普及していきます。 氷が自分の家で作れる。これは当時としては新しい体験でした。

2025/08/04

喫茶店とグリーンティー

甘いグリーンティーが広まった場は、家庭より先に外食でした。 大阪・梅田の阪急百貨店の地下に、グリーンティースタンドが開かれたのが1962年です。 百貨店の地下は、当時の人にとって新しいものに触れる場所でした。

2025/08/19

粉末技術と包装が変えたもの

抹茶を手軽にするという発想は昔からありました。実現できるかどうかは、技術の問題でした。 宇治抹茶にグラニュー糖を合わせた粉末が、業界で初めて真空缶詰にして売り出されたのが1930年とされています。 真空にする意味は、

2025/09/16

茶舗という商売とグリーンティー

茶を扱う店にとって、加糖グリーンティーは特有の位置を占めてきました。 抹茶そのものは、飲み慣れていない人には敷居があります。茶筅が要り、苦みがあり、作法のイメージもついてまわります。 加糖グリーンティーなら、

2025/09/24

贈り物としての茶

茶は古くから贈答に使われてきました。理由はいくつか重なっています。 食べたり飲んだりすれば残りません。相手の家の収納や好みを考えずに済みます。 置物や食器のように、使わないまま残るということが起きにくい品です。

2025/10/06

抹茶を使った甘味の広がり

抹茶は飲むだけのものではありません。菓子の材料としての歴史も長くあります。 茶道で抹茶と和菓子を合わせるのは、苦みと甘みを補い合わせる考え方によります。 濃い抹茶の前に甘い菓子を食べる。この組み合わせが、

2025/11/24

日本茶の飲まれ方はどう変わってきたか

急須で淹れる習慣は、少しずつ形を変えてきました。 かつては、茶葉を買って急須で淹れるのが当たり前でした。 来客には茶を出し、食事のあとにも茶を飲む。茶筒があり、急須があり、湯呑みがある。

2025/11/25

宇治七名園と、産地としての宇治

宇治が茶どころになったのは、自然にそうなったわけではありません。政治的な後押しがありました。 栄西が中国から茶を伝えたあと、栂ノ尾高山寺の明恵上人が栽培を始めました。 その明恵上人が、

2025/11/26

海外に出た抹茶と、ずれていく意味

matcha という言葉は、海外でもそのまま通じるようになりました。ただし指しているものは、日本国内と少しずつ違ってきています。 海外のカフェで matcha latte を頼むと、砂糖が入っているのが標準です。

2025/11/27